2010年12月14日星期二

2010年12月15日(水)付 人间温暖 孕妇安心

2010年12月15日(水)付 人间温暖 孕妇安心

だめな政治や、困った隣国をぼやくことが多いせいか、心がほっこりする話も読みたいというご意見をいただく。うなずくしかない。寒々しい世相ゆえ、湯たんぽみたいな話には書き手も救われる▼

也许是因为总是抱怨人不力的政治,让人头疼的邻国的原因吧,收到意见希望可以读到让心暖的文章。只有点头同意喽。寒冷的世态之中,如汤婆子一样的文章也能拯救笔者。

東京の声欄に「席とってくれた優しい少年」が載った。投稿者(30)は妊娠6カ月。いつものように混んだ通勤電車で立っていると、隣に立つ小学生がおなかを見つめている。大きな駅で大勢が降りた時、少年は空いた席に走り、ランドセルを置いて戻ってきたそうだ。「こちらに座って下さい」▼

东京的读者之声栏目登载了《帮我占位子的善良少年》。投稿者怀孕6个月30岁。她说道在和往常一样拥挤的通勤电车中站着的时候,站在旁边小学生看着(她的)肚子。在大站很多人下车的时候,少年跑到空着的座位,将书包放在那里又回来。(对她说)"请坐这里吧"。

「エスコートされるままに乗客の間をすり抜け、空席に座りました。温かい気持ちで胸が詰まり、とっさに言えたのはありがとうの一言だけ」。気恥ずかしいのか、その子はすぐに離れたという▼

"在他的保护下从乘客中挤了过去,座到了空座上。温暖之情溢满胸间,那瞬间能说的仅有谢谢这一句话了"。也许是害羞了吧,据说那个孩子立刻就离开了。

声欄では先頃、「妊娠マーク」を振りかざすような女性に65歳の男性が苦言を寄せた。「善意を軽く見ないで」と。これには妊婦さんらが「温かく見守って」と異を唱えた。読めばどちらも納得できるが、車内の緊張やイライラは小さな気遣いで大団円にできると、少年の好意が教えている▼

读者之声栏目前些日子,对于挥舞"怀孕标志"这样女性,65岁的男性寄来忠告,说"别轻视大家的善良"。对此孕妇们则持相反意见"请温柔的保护我们"。如果读起来的话两者都是有道理的,而少年的好意教示我们,车内的紧张和焦躁因为小小的关怀就可以皆大欢喜。

おなかの赤ちゃんにまず備わるのは聴覚だという。妊娠中期から母の声、次いで外の音が聞こえ始めるらしい。誕生前から、お母さんと一緒にたくさんの「ありがとう」を聞ける子は幸せだ▼

据说肚子里的小宝宝最先具备的是听觉。先是怀孕中期妈妈的声音,好像接下来就开始听见外面的声音。出生前开始,能和妈妈一起听见很多的"谢谢"的孩子是幸福的。

おなかの大きい人を見かけることは少なくなった。日本の将来のためにも、妊婦には心安らぐ日々を、生まれくる命には健やかに育ちうる世の中を贈りたいものだ。それでまた、小欄は懲りずにぼやくことになる。

很少看见大着肚子的人了。为了日本的将来,多么想将孕妇安心的每一天,以及可以健康培养小孩的世界,送给即将诞生的生命啊。为了这个,本栏目自不甘心只有再次的抱怨了。

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