2010年12月9日星期四

GOLD02-01 愛とお金

GOLD02-01 愛とお金

早乙女:食材は旬のものに限定して、

店員:はい。

早乙女:それから スープのお皿は 買えてちょうだい。大きくて 下品だから。

店員:はい、失礼します。

秘書:社長。お聞きしたいことが。

早乙女:やじ馬根性なら やめてくれる?

秘書:ああ いえ。洸君のことじゃなくて。

早乙女:じゃあ なに? 

秘書:この間の雑誌の取材のお話です。愛だけをまっすぐ見つめる正義感という。なぜ 守る事が女性は難しいんでしょうか?

早乙女:買い物脳よ。

秘書:買い物。。。脳?

早乙女:女の前頭葉(ぜんとうよう)このど真ん中にはね、 買い物脳があるといわれているの。 欲求として買い物をしたい 買い物をすると幸せを感じるという脳みそよ。

秘書:それは わかります。 わたしも 服とか 小物とか あれこれ見たり 買ったりするのは大好きです。ストレス発散になるっていうか。ネットショッピングも危険ですよね。ああ どうしよう。今月 ピンチ。ああ でも 買い物かごにポチン。いってらっしゃーいって。

早乙女:そういう小芝居は いいのよ。

秘書:すいません。

早乙女:親の扶養を受けてる若いときはまだいいの。

秘書:だけど あなたのような適齢期になってから 女が結婚相手に求めるものはどうしても経済力が大事になってくる。それはないよりは あった方が。 

早乙女:あった方がいいのよ。いいえ。なければ買い物脳が満たされない。つまり 幸せになれないからよ。

秘書:そんなあ。わたしはお金がなくても愛があれば。

早乙女:そんなあ。いったわね その舌っ足らずな口で。

秘書:でも

早乙女:夫婦ゲンカの8割は少ないお金はどこへ どうって ことで起こるのよ。それはたいてい妻の仕掛け いいかげん かい性なしと 言われてるようで 旦那が切れる。

注釈:かい性なし→甲斐性なし 稼(かせぎがなく頼もしくないこと。

秘書:はい。

早乙女:お金がない。我慢する。ストレスがたまる。子供がいるともっと お金がかかる。かわいい服とか着せたい。買い物したい。言っとくけど 食料品は駄目よ 。楽しくないから。綺麗なもの。ジュエリー 高い 無理。かわいいもの。色とりどり。買いたい 買えない いらいらする。やがて愛が凍りつく。やっぱり お金よ。お金がないと 幸せじゃない。

秘書:わ。。。 わたしは 我慢できます。

早乙女:そんあとき 昔の彼に ぱったり 出会ってしまう。羽振りがよさそうで 奥さんらしい その女性は今 買ってもらったピンクのリボンの付いた小さな包みを抱えている。 -やあ 久しぶり だけど あなたは 消えてしまいたいほど惨めなの。 だってそんなときに 限って安いサンダル履いてるから。

秘書:安いサンダル?

早乙女:ユーミンよ。知らないの?『XXXTINY』よ。

秘書:ダウンロードします。

早乙女:失敗したこっちだった。正確なんて どうでもいい。慣れりゃ 一緒だ。そんなことより 買い物したい 買い物したい 買い物したい。わたしだって幸せになりたい!

秘書:はい なりたいです。

早乙女:男はいう。しょせん 女は金か世と。 だけど 勘違いしてる。 強欲だからじゃない。ただ 買い物したい脳があるから。我慢するとストレスになる。性格がわくいからじゃない。ただ きらきら かわいいものを身につけたり 集めるのが大好きだから。

秘書:大好きです。

早乙女:もう一度聞こう。愛をまっすぐ守りたいと望む 哀れな小羊よ。そのために あるべき必要なものをずばり 述べるがいい。

注釈:哀れな小羊(あわれなこひつじ)

秘書:お金です。わう。ああ… 。わたしの正義感が。

早乙女:プチン。いってらっしゃーい。

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