2010年12月6日星期一

2010年12月7日(火)付 見せ物小屋と菅政権

2010年12月7日(火)付 見せ物小屋と菅政権
 見せ物小屋は万事おおらかだった。〈目が三つ、大きな歯が二枚の化け物〉を恐る恐るのぞくと、ただのゲタ。「さあ大イタチだ」の声に負けて入れば、紅を流した板が飾られている。「板血」である。お客も「うまいこと考えたな」と寛大だった。『明治のおもかげ』=鶯亭金升(おうてい・きんしょう)著=から▼

曲艺小屋中什么事情都比较豁达。担惊受怕的窥探"三只眼,长着大牙的2个怪物",原来只不过是木屐而已。经不住 "啊是大老鼠啊"的吆喝的诱惑进去一看,放着留着红水的木板。所谓 "板血"。客人们也宽大的说"想的很好啊"。-出自《明治面貌》-莺亭金升著
(日语同音:イタチ,板血)

「さあ政権交代だ」の呼び込みに胸を躍らせ、千客が木戸をくぐって1年あまり。私たちが見せられたのは、国政の後ずさりだった。「これがホントの政権後退」と言われ、笑って許す有権者はいまい▼

"政权交代"的呼声在胸中翻涌,多少政客走过的木门的1年多。我们看到演出的,只有国政的后退。可以说"这是真正的政权后退",能笑着容忍的选民是不存在的。
(日语同音:交代,後退)

菅内閣も明日で半年になる。普天間、政治とカネの負の遺産に、参院選大敗、党を二分しての代表選、閣僚の失言が重なり、自壊の道をゆく。「一兵卒」さえ国会に呼び出せない体たらくだ▼

菅内阁到昨天就半年了。普天间,在政治黑钱的负面遗留问题中,参院选举大败,代表选将党一分为二,加之内阁成员的失言,走上了自我瓦解的道路。差不多到了连"一兵一卒"召不进国会的地步了。

尖閣諸島や朝鮮半島で国益や安保絡みの凶事があるたび、政権は内外に覚悟を示すどころか、右往左往している。総じて、自民党の病巣を残して去勢した印象である。景気に財政、雇用や福祉にも吉兆は乏しい▼

每每到了钓鱼岛和朝鲜半岛这样的关乎国家利益和安全保障的问题的时候,政权内外根本谈不上任何心理准备,左右摇摆。总之,印象就像败退的自民党的病巢。景气对于财政,雇佣以及福祉而言都欠缺吉兆。

菅さんは「忙しすぎて私の発信が不十分だった」と省みた。多忙を恨んではいけない。就任わずか半年、リーダーシップを見せつけるチャンスにこれほど恵まれた首相を知らない。なのに見逃し三振ばかり。せめて振ってくれないと▼

菅反省道"因为太忙我的发言不充分"。不能怨多忙。就任仅仅半年。不知道还有没有展现领导能力的机会如此之多的首相。净是一些逃避性的空架子。至少也要击中一下啊。

「さっぱり」な政権への評価は、「がっかり」と「やっぱり」が半々か。縁日の小屋ならば、看板に偽りありも「また担がれた」で済むが、国政の桟敷(さじき)を包むのは「金返せ」の怒号だ。世の流れの速さ、国を洗う大波を思えば、「時を返せ」かもしれない

对"苍白"政权的评价中,"失望"和"不过如此"的评价是一半一半吧。如果是神诞日的小屋话,就算挂羊头卖狗肉也不过说句"又被骗了"就了结了,但包围国政的舞台的是"还钱来"的怒号。如果想想世界潮流的速度,国家改革的浪潮,或许"时间回返"会更合适。

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