2010年12月23日星期四

2010年12月24日(金)付 明娜丽莎的眼睛

2010年12月24日(金)付 明娜丽莎的眼睛
わが身が没するほどの愛を例えて、目に入れても痛くないという。砂粒ひとつ受け入れない急所なのに、かわいい子や孫なら中で転がして一体化したい。そんな思いだろう▼

放在眼睛里面也不疼这句话,用来比喻胜过自己生命的爱。本来是容不下一粒沙子的重要部位,如果是可爱的儿孙的话,也想让他在里面转转并与其融为一体。也许是这样心情吧。

どんな溺愛(できあい)と同化の痕跡か、レオナルド・ダビンチの代表作「モナリザ」の目の中に、微細な文字が書かれていることがわかった。右の目には画家のイニシャルとおぼしき「LV」、左にも「CE」か「B」と読める字が確認された▼

也许是和这种溺爱异曲同工的痕迹吧,里奥纳多・达芬奇的代表作《蒙娜丽莎》的眼中,写着微细的文字。右眼中写有被认为是画家大写开头的"LV",左眼也确认有可以读出的字"CE"或者是"B"。

外電によれば、ルーブル美術館に出向いて発見したのはイタリアの文化遺産委員会。50年前の本に〈モナリザの目は暗号に満ちている〉という記述を見つけ、高度の拡大鏡で調べてみたという。委員長は「500年前の筆致は不鮮明だが、さらに謎を掘り下げたい」と語る▼

根据国外的新闻,这是由前往卢浮宫美术馆的意大利文化遗产委员会发现的。据说(他们)发现50多年前的书中,关于"蒙娜丽莎的严重充满暗号"的记述,用高度放大镜进行了调查。委员长说到"500年前的笔致已经不鲜明了,但还想更加深入的挖掘谜团。"

ルネサンスの巨匠は、フランス国王の招きで渡仏した晩年まで、この絵を手元に置いて筆を入れ続けたとされる。微笑(ほほえ)むモデルは豪商の妻と伝わるが、「女装の自画像」とする説もある▼

文艺复兴(Rinascimento)的巨匠,直到受到法国国王的邀请移居法国的晚年,这幅画都放在身边不断的进行修改。据传微笑的模特是富商的妻子,也有一种说法说是"女装的自画像"。

天才は科学にも通じていた。解剖学への興味から目の研究も怠りなく、角膜の表面にたっぷり水をつけると視力を矯正できる、と考えていたらしい。『人工臓器物語』(筏義人〈いかだ・よしと〉著)にある。今のコンタクトレンズにつながる発想だ。眼中に忍ばせたサインは、後世の発明を見越した「特許願」にも見えてくる▼

这位天才通晓科学。从对解刨学的兴趣到眼睛的研究都从未怠慢过,似乎曾将考虑过如果将角膜的表面放上足够的水的话可以矫正视力。《人工脏器故事》(筏義人著)。这是和现在的隐形眼睛息息相关的发想。藏在眼中的暗号,可以看作是看透后世发明的"专利申请"。

ダビンチの時代、魔法のルーペがあったとは思えない。では、肉眼で見えない字をいかにして書き入れたのか。一部始終を見届けたはずの瞳は、防弾ガラスの向こうから謎めいたまなざしを返すばかりである。

在达芬奇时代,无法想象存在着魔法的放大镜。但是,用肉眼也看不见的字是怎样写进去的。本已经从头到尾看清的瞳孔,有如防弹玻璃里面不断返射出谜团一样的目光。

☆表現
※まなざし:眼差し
※謎めく:なぞめく /莫名其妙
※ルーペ:放大镜
※怠り:おこたり
 怠りなく/毫不怠慢。
怠りなく返事をする
 怠りなく任務を遂行する
※ 目に入れても痛くない
※ 砂粒:すなつぶ
  砂粒ひとつ受け入れない急所
※ 出向かう:前往
※ ルネサンスの巨匠:文艺复兴的巨匠
※ 見届ける:みとどける/看准,看到,看清
子供の行く末を見届けよう/要亲眼看到孩子的发展前途
※外電:外国から打ってきた電報。特に、外国の通信社から入るニュース。
☆読み方
※ 豪商:ごうしょう
※ 角膜:かくまく
※ 矯正:きょうせい
※ 痕跡:こんせき

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